葛布の滝。私が袋井に住んでいたころによく訪れた、森町にある滝である。
 滝ではおなじみの不安になるくらい細い道をしばらく行くと、やっと入り口が現れてくる。そこよりさらに車で行けるところまで行くと、がけ崩れにより道路が封鎖されている。邪魔にならない程度に最後の遊びの道路部分に縦列駐車する事で駐車は可能。滝の遊歩道入り口付近に塞ぐように停めるめる車が散見されたためか、入口部は駐車禁止の表示がされるようになったようだ。

 滝でよくある、滝を説明する看板。浜松市ではないので、看板も古く、劣化し読みにくい。滝自体は良い滝なので少し残念。
葛布の滝看板①
記載内容は以下
葛布の滝(葛布の滝)
 葛布の滝の名称の起こりは、昔からこの地方に葛が多く自生し、その蔓が多年滝の水にさらされたため、繊維があたかも白布のようになっていたのに始まるという。
 滝は下流より一の滝、二の滝、三の滝と呼ばれ、三の滝は高さ十四メートル余の飛瀑となって落下し、まことに壮観である。
 また、昔は、厳寒期にはこの滝の水を用いた製氷が行われ、袋井を中心として四方に販売され「葛布氷」の名声を博したが、明治四十四年八月十四日の大洪水のため、岩石が崩壊し、製氷地が埋没したため製氷は途絶えた。
平成元年十一月
町制施行百年を記念して建立 森町
昔は氷が取れるところだったとの事。採れなくなったのが明治44年という事なので意外と最近な事に驚きだ。



葛布の滝看板②
なんか昔の伝承について書かれているのだがいかんせん読みにくい。内容もそんなに重要ではなさそうなので記載は割愛する。
ちなみに、右へ→徒歩5分と書かれているが、5分では着かないと思う。
昔はそれくらいで着いたとするなら森町の整備費の無さを恨むしかない。市町村合併で袋井とくっついていればこういう事も無かったかもしれない。


入口直後の階段

看板を過ぎ、階段を下るとすぐに川辺となり、ここから上流へ上っていく。遊歩道とは名ばかりで沢登りに近いかもしれない。濡れて良い格好で来ることをお勧めする。


遊歩道


倒木の上を渡る遊歩道

所々板を渡してある個所もあるが、ちょいちょい必要な所に橋は無い。水から出ている大きめの石を選んでわたるか、良い感じの倒木を渡る個所がいくつかある。

それらを渡りきるとやっと滝のお目見えである。


葛布の滝①

滝のみだけでなく、滝の側面からも水が滴っており、水の豊かさを感じさせる滝で、非常に雰囲気がある。

滝の側面からの落水


ここは、管理が森町という事もあり、たどり着くまでの道路や遊歩道の整備があまり良くない。底をする確率が高いので車高の高い車のほうが良い。服装は登山靴などあまり水を通さない靴で来るか、むしろ濡れることを前提とした履物(ビーチサンダル?)を別で用意しておいて川をバシャバシャ進むといった覚悟が必要だろう。しかし、滝はなかなか迫力もあり、雰囲気もある。仙厳の滝龍王渕よりも迫力のある滝であると思う。見に行って損は無いだろう。


・葛布の滝


上記は葛布の滝入口を指し示していないので、下記の方が正しいと思う(34°52'50.6"N 137°55'38.1"E)